老猫がかかりやすい病気
猫も人間と同じように年をとっていきますが、ずっと一緒に暮らしてくると飼い主にしか分からないような愛おしさが老猫に対してもわいてきます。老猫のかわいさは子猫のような外見上のかわいさとは違いますが、子猫には太刀打ちできないような味わい深いものがありますね。けれども同時に、彼らの老いに対しても真正面から受け入れなければならなくなります。
行動が鈍くなって眠っている時間が増えたり、歯石や歯垢が原因となって歯が抜け落ちたり、全身の筋肉が衰えてお腹がたるんできたり太ったり、毛にもハリがなくなってきますし、足腰が弱くなって物覚えが悪くなったり、膀胱炎をおこして粗相をすることもあります。さらに爪とぎをしなくなるので伸びてさやに納まりきれなくなったり、毛づくろいをする時間も減るために、飼い主は爪を切ってやったり、毛玉ができないようにこまめにブラッシングをして目や口の周りも定期的にきれいにしてやらなければならなくなります。
また10歳以上の老猫は腎臓病や肝臓病、リンパ腫、乳ガン、甲状腺機能亢進症、心筋症などにかかりやすくなるために年に1回は血液検査を受けて健康チェックを怠らないようにする必要があります。腎臓病は老猫がかかりやすい病気のトップで、中でも腎臓の働きが悪くなる“腎不全”は、お水をたくさんほしがり尿の量も増えることで初めて気づくことが多いようですが、放置しておくと尿毒症になるので気を付けなければなりません。
“リンパ腫”や“乳ガン”は腎臓病の次に老猫がかかりやすい病気で、肺などに転移して多臓器不全を起こし死に至ることもあるので食欲不振、嘔吐、下痢、元気のなさなど変化を感じたらすぐに病院で診てもらいましょう。
これらの腫瘍は、早期に発見して手術や放射線治療、抗ガン剤による治療を行うことで高い治療効果を上げることができるようになってきています。他にも老化が進むと痴呆症や関節炎、歯周病、排尿障害、便秘などさまざまな病気がおこりやすくなりますが、食事や周辺環境にも配慮してできる限りケアを行い、あたたかく見守ってやりましょう。
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