狂犬病
“狂犬病”は、咬み口から侵入した狂犬病ウイルスが脳神経の組織に到達して発病するもので、その病名から犬だけがかかる病気のように思われがちですが、猫や人間などを含めたすべての哺乳類に感染する危険のある非常に怖い病気です。
つまり感染源は犬に限らずいろいろで、アライグマやスカンク、猫、コウモリ、マングースといった犬以外の狂犬病に感染した動物の唾液の中にも狂犬病ウイルスがいるために、それらの動物から人間にうつる可能性もあるのです。感染すると家畜の場合は一般に凶暴で攻撃的になり、野生動物の場合はおとなしくなることもあり、細かい症状はすべての動物によって異なっています。
“犬”は攻撃的になって吠え、突然襲い掛かってきたり、よだれを流したり、目的もなく歩き回ったり、嚥下困難、嘔吐、歩行困難、麻痺といった症状が出ますし、“猫”は攻撃的になって突然飛びかかってきたり、“牛”は大声で泣いたり、攻撃的になったり、よだれを流したり、“野生動物”は夜行性のものが昼間家や庭に入ってきて、何の前触れもなく突然襲い掛かってくるなどいずれも一目で普通の状態ではないことが分かります。
また人に感染した場合には頭痛、不安感、熱、嘔吐に始まって、水を怖がる恐水症や風の音に怯える恐風症が出て、1週間程度で死亡してしまいます。
現在日本では過去50年以上、国内での感染はないと言われていますが、東南アジアなどの海外でウイルスに感染した犬に咬まれて帰国後に発症して亡くなるというケースはいくつかあるようです。そこで狂犬病のリスクの高い地域に行く際には事前にワクチンの接種を行い、万一咬まれた際にはすぐに傷口を石鹸や消毒液で洗い、できるだけ早く医師に診てもらう必要があります。
飼い犬に対しては狂犬病予防法によって、生後3カ月以上の犬に年1回の狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。海外から輸入された動物から感染する可能性は常にあるので、飼い主が感染しないためにも愛犬の予防接種は毎年必ず行うようにしなければなりません。
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